仏壇という言葉の本来の意味は、「仏像を安置して礼拝するための壇」です。
とくにお寺様とのご縁があるお宅は、そのご宗派のご本尊(仏像、掛軸)をお仏壇に安置されることをお勧めいたします。
ご家庭のご本尊
ご家庭のお仏壇に安置する各宗派のご本尊、脇侍をご案内します。
ご本尊として安置されるのは木像や掛軸などですが、木像は金箔を施したものや木地を生かしたものなどがあり、材料としては白檀、柘植、檜、榧(かや)、楠などが用いられます。
掛軸は本紙(仏像や文字の書かれた中心部分)が紙や絹のもの、また本紙が印刷や手書きのもの、表装も本格的なものから簡略化したものまでさまざまです。最近では、現代仏壇(都市型仏壇)などに安置しやすいように掛軸の周りに木製の縁を付け、自立するようになっているスタンド式のものもあります。