「神仏を礼拝する」と言いますが、我が国では太古の昔から実にさまざまな神様をおまつりしてきました。
西暦500年代に仏教が伝来されてのちも脈々と受けつがれて来たのです。
その一つとして家に神棚をまつることがあげられます。
家族の安泰を祈り、精神の安定を得る精神生活の拠りどころとなってきました。
当店では外宮、神棚、その他、お祀りに必要な神具類を色々取り揃えております。
また、神徒用の祖霊舎(御霊舎)、霊璽(れいじ)などの取り扱いもいたしております。
神棚のまつりかた
ご家庭においてお神札(おふだ)を納める『宮形』のことを、棚と一緒にして『神棚』と呼ぶのが一般的です。『お宮』とか『お社(やしろ)』などとも呼ばれます。ご家庭の神棚には、神宮大麻(天照皇大神宮)、氏神様、崇敬する神様のお神札のほかに、恵比寿・大黒天像などをお祀りしたり、お正月の破魔矢、えびす講のお飾り、ダルマなどの縁起物が飾られたりします。
神様はいつも私たちの生活を見守ってくれています。家内安全、身体健全、商売繁盛、除災招福などをお願いすると共に、神様の日ごろのご加護に対する感謝を忘れないようにすることが大切です。
おまつりする場所
家のなかで神様をお祀りする神棚は、まず清浄で明るく目線よりも高いところ、そして家族の方が拝礼しやすいところにもうけます。お供え物を供えやすいということも大切です。
たとえば上が2階の廊下で人が行き来したりするところや、階段の下などは避けましょう。
神棚の向きは、明るい南向きや東向きが良いとされています。また、お仏壇と同じ部屋でもかまいませんが、向かい合わせになるのは好ましくありません。
神棚の設置方法について
棚板の間口、奥行や板厚など地域によっても色々な習慣があると思いますが、ここでは一般的な設置方法についてご説明します。神棚は旧来から鴨居や長押(なげし)などを利用して設置することが多かったと思いますが、いまは壁や天井の構造なども様々ですので、やはり専門店や工務店さんにお願いするのが安心です。既成の棚板セットも色々な寸法のものがありますので、ご利用されるのも良いと思います。(間口60㎝位~110㎝位まで)直接、壁に掛けられる箱型の神棚もあります。また、壁に取り付けるのが難しい場合は、清浄で安定したキャビネットなどに神棚をしつらえても良いでしょう。神棚をしつらえたら、神棚の前方上部に注連縄(しめなわ)を掛けます。場所が家の最上階でない場合『雲、天、空』などの文字を一文字、白い紙に書いて神棚部分の天井に貼りつける習慣があります。
お神札の納めかた
写真のように、扉が三つある宮形を『三社造』といいます。この場合は中央に伊勢の神宮大麻、向かって右に氏神さま、左にその他の崇敬する神社のお神札を納めます。
扉が一つの宮形は『一社造』と呼び、その場合は神宮大麻を一番手前に、後ろに氏神様、崇敬する神社のお神札を重ねて納めます。いずれも新年には新しいお神札をお祀りします。
お参りのしかた
神社へお参りする時と同じように『二拝二拍手一拝』が基本です。まず手や口を清めてから神前に進み、軽く会釈をします。そして『二拝』深いお辞儀を二度します。『二拍手』拍手を二回します。『一拝』深いお辞儀を一回します。そのあと、軽い会釈をして退きます。
大神明 高さ450×巾385×奥行240(㎜) |
屋根違い三社(小) 高さ425×巾508×奥行200(㎜) |
通し屋根三社(小) 高さ389×巾575×奥行232(㎜) |