もともとは黒檀材、紫檀材などの高級な輸入材を用いて、素材の木目を生かした仕上げをしたお仏壇をいいましたが、現在は国内で産出される材料を使ったものも含めて唐木仏壇と呼びます。唐木仏壇はほとんどの宗派において用いられ、特に禅宗系が多い静岡周辺ではもっともスタンダードなものです。
様々な材料が用いられ、それぞれ色合いや木目も異なります。まずは全体の雰囲気や材質、デザイン、寸法などお好みに合わせてお選び下さい。
欄間や障子、内部などに彫刻が多く施されたものや、ほとんど彫刻のないすっきりとしたもの。また最近では中の障子や彫刻などを省いて、現代仏壇(都市型仏壇)と従来の唐木仏壇との中間的なデザインのものも出回りはじめました。
お気を付けいただきたいのは、例えば「黒檀(こくたん)」と表示されていても、実際は黒檀の木目を他の木に印刷したり、また印刷した紙を張ってあるようなものもあります。材質や出来具合などちょっとご覧になっただけではなかなか判りにくいものです。当店では、仏事コーディネーターが判りやすく説明させていただきます、どうぞお気軽におたずねください。